仕事に行きたくないのは甘えじゃない!限界のサインとお金の不安を解消する対処法

今日も仕事に行きたくない・・・

朝、目が覚めた瞬間にと感じて、布団から出られなかった経験はありませんか。
1人で甘えかどうかを判断しようとして、苦しくなっていませんか。

仕事に行きたくないのは甘えではありません。今の状態のセルフチェックから、原因整理、辞めどきのサイン、休職・退職時に使える傷病手当金や失業保険の制度まで解説します。

筆者も適応障害で休職してそのまま退職してしまい、お金がもらえる制度もうまく利用できなかった経験があります。
この経験をもとに、悩んでいるあなたの判断材料になれば嬉しいです。


目次

仕事に行きたくないと感じるのは、頑張ってきた証拠

「仕事に行きたくない」という感情が湧いてくると、まずその気持ち自体を否定しようとする人がほとんどです。
「こんなことを思う自分はダメだ」「みんな我慢して働いているのに」と、感情に蓋をしてしまう。
仕事に行きたくないという気持ちは、自然な感情です。まずはそのことを知ってください。

多くの人が経験する自然な感情

月曜日の朝や連休明けなど、きっかけがなくても「行きたくない」と感じるのは自然なことです。
疲労の蓄積や我慢の積み重ねなど、理由は一つではありません。
真面目に向き合ってきた人ほど、この感情は強く出やすいものです。それは怠けたい気持ちではなく、頑張ってきたことの裏返しでもあります。

筆者

本当に!よく今まで頑張りましたね!(頭なでなで)

甘えと限界を自分だけで切り分けない

甘えか限界かを一人で判断しようとすると、視野が狭くなりがちです。
自分を責める人ほど甘えているだけと結論づけ、休むべきタイミングを逃してしまいます。
まずは次章の状態チェックで、客観的に今の状態を把握してみましょう。


まず、今の自分の状態をチェックしてみよう

甘えか限界かを頭で考える前に、心と体の状態を一つずつ確認してみましょう。

心身に現れやすいサイン

以下のような身体症状は、体がこれ以上は無理だと伝えているサインです。

・慢性的な不眠、食欲不振
・動悸、頭痛や腹痛が続く
・理由もなく涙が出る

数週間以上続いているなら、心身はすでに限界に近いと考えられます。

気持ちに現れやすいサイン

やりがいや達成感がまったく感じられない状態は、根本的な休息が必要なサインです。人間関係の改善が見込めず、環境自体がストレス源になり続けている場合も同様です。
一つのサインだけで判断せず、いくつ当てはまるかで総合的に考えてください。

【注意】強いつらさを感じている場合は今すぐ相談してください!

もし消えてしまいたいと感じているなら、この記事より先に、以下に連絡してください。
一人で抱え込まなくて大丈夫です。

よりそいホットライン(一般社団法人 社会的包摂サポートセンター):0120-279-338(24時間・無料)
こころの健康相談統一ダイヤル:0570-064-556(都道府県によって異なる)

なぜ行きたくない原因を整理

原因を整理すると、自分が今どのフェーズにいるのかが見えてきます。

心身に拒否反応が出ているケース

以下のような身体症状は、体からの明確なサインです。

・出社しようとすると涙が出る
・動悸がする
・朝起き上がれないほどの倦怠感

年齢や経験年数に関係なく、心身の限界は誰にでも訪れます。
身体症状を伴う場合は、後述する受診も視野に入れてみてください。

仕事内容や環境が合っていない

裁量がほとんどなく、決められた通りにしか動けない働き方や、常に人と関わり続けなければならない環境は、大きなストレス源になります。
なぜかこの職場だと苦しいと感じる場合、能力ではなく環境とのミスマッチであることが珍しくありません。

人間関係のストレス

人間関係のストレスは、仕事内容そのものへの不満より心身への影響が大きいといわれます。
例えば、上司からの高圧的な指導や、同僚との比較、ミスへの過度な自責などが挙げられます。
自分の力ではどうにもならないという無力感につながりやすいのが特徴です。

過労・燃え尽き症候群

長時間労働や休みのない状態が続くと、以前は普通にできていたことに情熱を感じられなくなります。これが燃え尽き症候群です。
一時的なやる気の低下とは違い、放置すると回復に時間がかかるといわれています。

前の自分と違うと感じるなら注意が必要です。

原因がはっきりしないケース

特に大きな不満がないのに、なぜか仕事に行きたくない。そういうケースもあります。
理由が明確でなくても、その感覚を軽視しないでください。
自分でも気づいていない小さなストレスが積み重なっていることは少なくありません。


今からできる対処法

原因が整理できたら、次は具体的な対処法です。今からできる対処法を4つを紹介します。

方法分類ポイント
休む・心身を労わるセルフケア睡眠・食事・休息を優先する
理由を紙に書き出すセルフケア感情と距離を取り、原因を可視化する
信頼できる人に話すセルフケア一人で抱える状態から抜け出す
有給・休暇を使う制度の活用権利として堂々と使ってよい

①まず休む・心身を労わる

最初にすべきは休むことです。
休むことへの罪悪感を抱く人は多いですが、休息は仕事のパフォーマンスを取り戻すための投資でもあります。

②「行きたくない理由」を紙に書き出して整理する

漠然とした気持ちは、頭の中だけで考えると堂々巡りになりがちです。
何が嫌か、いつからかを書き出すと、気づいていなかった原因が見えてくることがあります。
思考を可視化すると、感情と距離を取りやすいです。

③信頼できる人に話す

一人で抱え込まず、家族や友人、社内の相談窓口に話してみましょう。
自分だけかもしれないと感じている人ほど、話すと自分も同じ時期があったという反応が返ってくるものです。
一番の効果は、抱えている状態から抜け出せることにあります。

④【制度の活用】有給・休暇を権利として使う

有給休暇は体調不良や気分転換のために使ってよい権利です。
1日だけでも距離を置くことで、状況を客観的に見つめ直すきっかけになるかもしれません。


衝動的な行動は避けよう

気持ちが強くなるほど、人は衝動的な判断をしやすくなります。
なるべく衝動的に行動しないように注意してください。

無断欠勤をしない

どれだけ連絡したくなくても、無断欠勤は避けましょう。
職場との信頼関係が損なわれるだけでなく、家族に連絡がいくなど周囲を巻き込む可能性もあります。
連絡がつらい場合は、メールやチャットなど負担の少ない手段を選んでください。

勢いで退職を決めない

もう限界だという感情に任せて即座に退職を決めると、後でもう少し情報を集めればよかったなどと後悔しがちです。退職は不可逆な決断です。この後の受診やお金・手続きの情報を確認してから判断してください。

何も考えずに我慢し続けない

甘えかもしれないと言い聞かせて我慢を続けるのも危険です。
小さなストレスが蓄積すると、ある日突然、心身の不調として現れます。我慢することと、向き合って対処することは別物だと考えてください。


心療内科・精神科という選択肢

心身に不調のサインが出ているなら、受診は決して大げさな選択ではありません。
職場でハラスメントや嫌がらせを受けていないと受診できない、ということは決してないです。
抵抗を感じる方もいるかもしれませんが、自分を助けるためにも、受診する選択を前向きに考えてほしいです。

何科に行けばいいか迷った時

ストレスによる不調は、心療内科・精神科のどちらでも相談できます。迷う場合は、どちらに相談しても必要に応じて適切な科を案内してもらえます。

初診まで2週間待った筆者の体験

筆者は限界かもしれないと感じて予約しようとしたとき、初診の予約が2週間以上先までいっぱいでした。
相談したい時に、受診できないということが過去何回もありました。


だからこそ、迷っている段階でも早めに予約だけしておくことをおすすめします
落ち着けばキャンセルすればいいだけです。

筆者

一番つらいときに頼れなかったときは世界の終わりだと思うぐらい、本当につらかったです

受診のハードルを下げる考え方

心療内科や精神科を重症の人が行く場所と思っている人は少なくありません。
実際には、軽い不調の段階で相談に訪れる人も多く、早期の相談で回復が早まることもあります。
専門家に頼ることは弱さの証明ではなく、自分の状況を正しく把握する手段の一つなのだと心にとめておいてください。


休職・退職について

休職・退職の情報を紹介しますが、これは今すぐ選んでくださいという話ではありません。

情報を先に知ることと、実際に決めることは別物です。ここから紹介する内容も、もしものときに困らないための材料として読み進めてください。

3つの選択肢

多くの記事は二択で語りがちですが、実際の選択肢は3つあります。

・今の職場に働いて留まる
・休職する
・退職する

今のあなたに合うものを見つけてください。どれか一つを選ばなければいけないというわけではありません。


選択肢① 今の職場で働いて様子を見る

1つ目の選択肢は、環境を変えずに、今の職場で様子を見ることです。

環境調整を試みる選択

異動の相談や、業務量・内容の調整を上司や人事に依頼することで、環境が変わる可能性があります。
大きな決断の前に、今の環境の中でできる小さな調整がないか一度確認する価値はあります。

まだ決めないことも一つの選択

休職や退職を選ばず、今のまま働き続けることを選ぶ人もいます。
決めなければというプレッシャーを感じる必要はありません。
まだ様子を見るというのも、立派な選択です。

働きながら専門家に相談する

今の職場で働きながら、心療内科・精神科への相談を並行して行うやり方もあります。
環境を変えるかを決める前に、心身の状態を専門家と確認しておくとその後の判断がしやすいです。


選択肢② 休職とお金の話

2つ目の選択肢は、籍を置いたまま治療や休養に専念する休職という方法です。

ここから紹介する制度は、退職に比べて知られていない部分も多くあります。
「収入がなくなったらどうしよう」という不安を減らす材料にしてください。

休職のメリット

休職は、雇用契約を維持したまま一定期間仕事を離れられる制度です。
収入面の不安を抱えながら退職するより、治療に専念しやすく、回復後は元の職場に戻れる安心感があります。

傷病手当金とは?

健康保険の傷病手当金は、病気やケガで働けず給与を受けられない場合に、条件を満たすと支給されます。
支給期間は原則全国一律「通算1年6ヶ月」ですが、金額の計算基礎や独自の付加給付は加入先で異なります。正確な条件は、加入している健康保険組合や協会けんぽで確認してください。

原則として、初診日以降の労働不能日が支給の対象になります。

これ本当に罠です!!!休んだ日からではないんです!!!

筆者

辛いと思ったらすぐに!受診予約は早めにやりましょう!!

ちなみに筆者はなかなか受診予約が取れず2週間分ぐらい損しました。

申請の流れと注意点

申請には、医師の意見書と会社側の証明欄への記入が必要になるのが一般的です。
準備に時間がかかることもあるため、早めに会社の担当部署や健康保険組合に相談しておくとスムーズです。

私はネットで申請書をダウンロード、印刷して病院の受付の方に渡しました。
会社にも申請書を郵送して、必要事項を記入してもらい、提出しました。

筆者

何か言われることを恐れていましたが、会社も郵送で済んだので助かりました・・・


選択肢③ 退職とお金・実務の話

3つ目の選択肢は、環境そのものを変える退職です。

ここでの内容は、最終的に退職となった場合に困らないための情報です。
まだ迷っていても、知っておいて損はありません。

失業保険の特定理由離職者制度について

うつ病や適応障害などでやむを得ず離職した特定理由離職者の場合、離職の日以前1年間に、被保険者期間が通算して6カ月以上あることが失業手当を受け取れる条件です。
適用には医師の診断書と個別の判断が必要です。

うつ病や適応障害などが原因の場合、離職の日以前2年間に、雇用保険の被保険者期間が通算して12カ月以上あることを条件とした一般の離職者とは異なるので注意してください。

筆者

つまりうつ病や適応障害の場合、離職日から1年間さかのぼって6ヵ月働いていればもらえます

【大損失】筆者が制度を知らずに後悔した体験談

筆者は退職後、特定理由離職者制度を知らないまま生活費に頭を抱えて過ごしていました。
お金がないせいで、完治していないのに自分の決断で受診をやめてしまったのも大きな間違いでした。
退職前の段階で、ご自身が特定理由離職者制度該当するか一度確認しておくことを強くおすすめします!

筆者

自分自身の問題より常にお金のことで頭がいっぱいで、さらにしんどくなる辛さをあなたに味わってもらいたくないです

自立支援医療制度

精神通院医療を対象とした自立支援医療制度を使うと、対象となる通院治療の医療費の自己負担が軽減されます。
上限額は、本人の収入だけでなく、世帯全体の課税状況に応じて設定されます。
利用を検討する場合は自治体の窓口や医療機関に相談してみてください。

筆者もこの制度を利用しましたが、かなりお安く通院できました。

辞める前に確認しておきたいチェックリスト

以下を確認しておくと、後々の後悔を減らせます。

・就業規則(退職の申し出時期やルール)
・有給休暇の残日数と消化の計画
・退職後、当面の生活費の目安
・健康保険・年金の切り替え手続き
・失業保険の受給資格や申請の流れ

辛い状況の中の作業ですが、辞めた後になって知らなかったと困る人は非常に多いです。


自分に合った働き方のヒント

もし、離職を繰り返しているのであれば、能力や強さの問題ではなく、環境が合っていないだけです。
筆者も職を転々としていました。

タイプ向いている環境の例
対人ストレスに敏感データ入力、事務、在宅業務
管理されるのが苦手裁量の大きい職種、静かな環境

人間関係が少ない仕事

対人関係でのストレスを強く感じやすい人には、人と関わる頻度が少ない仕事の方が向いていることがあります。データ入力や事務作業、在宅でできる業務など、一人で集中して取り組める仕事はその一例です。

裁量が大きく、静かな環境で働ける仕事

細かく管理・監視されるより、自分のペースで仕事を進められる環境の方が力を発揮しやすいタイプの人もいます。
裁量を持てる職種や、静かな環境で集中できる業務は、働きやすい選択肢になり得ます。

今の自分を知ることの大切さ

大切なのは、焦って転職先を決めることではなく、自分がどんな環境でストレスを感じ、どんな環境なら力を発揮できるのかを理解することです。
自分の状態を言語化してみることも、重要な作業です。
今一度自分と向き合ってみてください。


【まとめ】一人で決めないで

仕事に行きたくないという気持ちは、甘えではありません。
あなたが頑張ってきたことの裏返しです。

どれも対等な選択肢

留まって働くことも、休職も、退職も、優劣のない選択肢です。どれか一つが正解なわけではありません。
今のあなたに合うものを選べばいいのです

急いで決める必要はない

対処法を試しながら、つらさが続くなら専門家に相談してください
どの選択肢を選ぶにしても、その判断を一人で背負う必要はありません


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